2017年10月6日金曜日

2017年度(第64回)日本地球化学会年会@東工大大岡山キャンパス


皆さんこんにちは

吉田研究グループD3の工藤です。



 さてブログの作成がかなり遅れてしまい、大変恐縮でありますが、去る912–16日に東工大大岡山キャンパスにて表記の学会が行われましたので、お話しします。


64回地球化学会年会の看板





 この地球化学会は、地球の表層・内部、太陽系の物質とその循環や進化、生命の起源や進化等について、化学の観点から調べている研究者が集まる学会です。ちなみに吉田先生は、2012-2013年度に会長を務められています。



 今回の年会は、吉田先生が実行委員長をされたことから、吉田グループのメンバーからは9名(教員3名、学生6名)と多数の発表があった他、実行委員(LOC)メンバーや学生アルバイトなどの形で様々な方面から学会の運営にも携わりました。



受付の準備に臨まれる豊田先生、吉田先生、OGの中川書子さん(現在名古屋大学勤務)(左から)



年会では、15あるセッションでの発表(口頭・ポスター)を始め、ショートコースやランチョンセミナー、懇親会、受賞記念講演など非常に盛り沢山のプログラムが催されておりました。どのプログラムも研究者間の活発な交流や議論が十分に行えるものでした。私自身も普段の研究室の生活だけでは学べない事に多く触れることができ、大いに享受させていただけました。

2日目の総会

2日目の懇親会でスピーチをされる吉田先生

3日目のポスター発表に臨むD2の亀崎君(手前)と石野さん(手前から2番目)

 また、発表した学生の方々は、年会の直前には、LOCの準備などにより教員にあまり面倒を見てもらえなかった中でも、学生間で自主的なリハーサルを行うなど、本番に向けて地道に練習や発表内容の推敲を重ねてまいりました。そうした努力の甲斐あって、皆本番では滞りなく発表ができ、今後の研究の発展につながる活発な議論を行うことができました。中でもD2の石野さんは、「硫酸・硝酸の三酸素同位体組成を指標とした南極の大気酸化環境の解析」と題したポスター発表において、学生発表賞を受賞することができました。おめでとうございます!!

学生発表賞を受賞するD2の石野さん


私自身も3日目に海洋-大気境界層における地球化学(SOLAS)のセッションで「2012年と2013年の夏季の西部北極海における溶存メタンの起源解析」と題した口頭発表を行った他、学生アルバイトや懇親会、ショートコースなどにも参加させていただき、様々な角度から今回の年会に関われたことで、D論発表に向けた本格的な追い込みを前にして、大変有意義な時間を過ごせましたこと、有難い限りです。



 来年の地球化学会は沖縄開催とのことですが、また吉田グループから多くの研究成果を発表できますよう、皆で頑張っていきましょう!!



今回は、この辺で!!



文筆 工藤久志(D3

2017年4月25日火曜日

吉田グループ 新年度!

こんにちは!M2になりました宮澤です!
前回投稿からかなり間が空いてしまいました。。。
今年度からは更新頻度を増やしていきますのでご期待ください!!

4月に入り、吉田グループにも新メンバーが加わりました!

恒例の初顔合わせのときの写真がこちら↓


もう1年が経ってしまったのかと1年の短さを毎年実感しています。。。

先日、メンバー全員の自己紹介をしましたが、今年のメンバーはそれぞれ個性が強く、アクティブで楽しい研究室生活になれそうな気がしています!

なんと新メンバーのほとんどがテニス経験者ということで、テニス歴の長い私からするとかなり嬉しいです!吉田グループの2/3くらいがテニス経験者みたいです。こんなことがあるんですね。

新学期にあたり、学生室もリフォームしてメリハリのある集中できる環境になったのではないかと思います。
入り口から見るとこんな感じです。

あまり良く分からないかもしれませんが、それでこそパーテーションのある意味かもしれませんね!笑
一人ひとりの作業空間が確保できています。

これからの吉田グループに期待です!
私も就職活動中ですが、研究と両立して頑張りたいと思います!


それでは、次回のブログ更新をお楽しみに!

2016年8月26日金曜日

7月特別講義!(担当:高橋先生)


こんにちは!そして初めまして!
M1宮澤です。

 今回お伝えする内容は、7/13,20,273日間に行われた環境化学最前線第二という集中講義についてです!
 担当してくださったのは、東京大学大学院、理学系研究科、地球惑星科学専攻に所属の高橋嘉夫先生です!講義のはじめに自己紹介ということで聴いていたら、なんと高橋先生と僕は誕生日が一緒ということで、親近感がわきながら講義を受けていました。笑
高橋先生の専門分野としては、今回の題目で分かるように「環境化学」はもちろんのこと、「地球化学」や「放射化学」も専門とされており、様々な分野で研究を行われている方です。

↑高橋先生の講義の様子


 講義としましては、例えば地下水のヒ素汚染などの実例を挙げて下さり、そこからどのような背景でこれらが解明されたのかということを教えて下ったことで、「科学」をやるうえでどれだけ「化学」の知識が大切かなど、知識的な面だけでなく、これからの研究に対するモチベーションを上げてくださるようなことも話してくださいました。中でも印象的だった話は、初日の講義の最後の話で、1度きりの人生だから何かやってやろうじゃないか!」ということをおっしゃっていました。僕がもともと理系に進もうと思っていた理由として、「生きている中で何も残せずに死ぬのは嫌!だから理系に進めば研究結果や商品開発などを通じて何か生きてきた証を残せるかもしれない!」ということを考えて理系に進もうと思ったので、このことを思い出し、初心に戻ることができました。
 初日から自分にとっては衝撃的な幕開けだったので、3日とも楽しく、苦も無く、さらに今まで知ることのできなかった図の見方や、実験装置の仕組み、これらをどのように応用していくかというようなことを学ぶことができたので、この3日間は本当に貴重な時間だったなと今でも思っております。
  
↑集合写真

集合写真を見ていただければお分かりのように数多くの受講者がいる中盛り上がった講義でした!(自分は撮る側でしたので写真には写っていませんが。。。笑) 
高橋先生、お忙しい中貴重なお時間を頂いての3日間の講義、本当にありがとうございました!


1Qに行われた第1回目の集中講義についてもブログにて紹介していますので、ぜひ前回のブログをご覧いただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
ブログはまだ登場していないM1二人がいるのでぜひお楽しみに!!


2016年5月19日木曜日

第一回特別講義!(担当:木庭先生)

こんにちは!新M1の亀井です。
この度、自分含め新M1の4人が広報係に加わりました。
よろしくお願いします!

さて、今回は 5/10~12日に行われた集中講義(環境化学最前線入門第一)について
お話します。
担当講師として、京都大学生態学研究センターの木庭啓介教授にお越しいただきました!
木庭先生は、様々な生態系における窒素循環解析研究の第一人者であり、かつては、東工大に講師として在籍し、吉田・木庭研究室として本研究室とごいっしょに研究活動をなさっていたそうです (個人的には、高校の大先輩だとも知りとても驚きました。)。

講義は超ハードスケジュールで、2日目は5コマ連続という汗。なお、木庭先生にとってもハードスケジュールだったようで、お昼ごはんにお弁当2つも食べてらっしゃいました笑

講義内容は、物質循環を扱う上で、一般的な用語やトピック、(安定)同位体の話などの基礎的な内容に始まり、安定同位体比を用いた物質循環解析の基礎とケーススタディー、さらには、ご自身の最新の同位体比研究と非常に盛り沢山でした。

新人M1メンバーとしたは、学部時代の専門分野と異なるため、木庭先生の講義に関する基礎知識が乏しく、講義についていけるか不安な面もありましたが、限られた時間の中で、各スライドの内容を非常にわかりやすく説明していただき、終始楽しく受講できました。
なにより木庭先生の軽妙な語り口に引き込まれ、長時間の授業もあっという間と感じた学生も少なくなかったのではないでしょうか!(わたしもその1人)

個人的には、中国内蒙古の砂漠に生育する植物の養分水循環の話(特に、砂丘の上に生育する植物がはるか下にある地下水を吸収していたことを安定同位体比を用いた解析で明らかになった話には驚き!)や窒素同位体比が栄養段階の指標 となる話など、様々な安定同位体比の利用法が垣間見え面白いと感じつつ、木庭先生の実際の研究のお話しで、同位体比研究のハードな一面にも触れることができました。

                                                  ↑講義の様子(木庭先生)

また、授業コマ間の休憩時間にも関わらず、学生ひとりひとりの質問に丁寧にお答えしていた姿は非常に印象的でした。質問に関連した文献なども見せつつ説明してくださったので、とてもわかりやすかったです。

↑学生(吉田研M1 Fくん)が質問する様子

 最後に集合写真をパシャリ


 ん?あれ、なんか少ないような…(ザワザワ)

そうなんです! 完全に撮るタイミングを間違えました!最後の最後にやらかしました!
わたしのミスです。すみません…
(なんでちゃんと事前にアナウンスしなかったんだろあのときの自分…泣)


実際には、もっとたくさんの方(30名くらい?)が講義に出席してたんですよ?
参加していた学生の専門分野は様々(それでも応用化学系がほとんど?!)で、安定同位体ましてや環境化学の勉強がはじめて!な人も多かったように思います。

最後になりましたが、木庭先生、お忙しいところ貴重なお話しを誠にありがとうございました!
そして、参加された皆さまもおつかれさまでした。
写真に写りたかった方ごめんなさい…

次回の特別講義は、東京大学の高橋嘉夫先生をお招きして7月13、20、27日(全3回)を予定しています。そちらの様子もこのブログで報告するはずですのでお楽しみに!

最後までお読みいただきありがとうございました。
では、失礼します!

2016年4月11日月曜日

新入生歓迎会!

こんにちは!!
広報係の濱島です!!

今年の新入生全員が広報係を分担してくれるということで、テンションがものすごい上がっております!!!

さて、吉田グループでは4月1日に新入生歓迎会を行いました。
今年の新M1は4人です!
このブログにもその内登場してくれるでしょう(登場させます)

今年度も吉田グループブログをよろしくお願いします!!!

今回はこの辺で!

↑集合写真(HPのトップ絵もこれにしました!!)

2016年4月5日火曜日

追いコン!!

お久しぶりです!
吉田グループ広報係の濱島です!!
新年度に入ってしまいましたが、今回の記事は昨年度の追いコンについてです


吉田グループでは3月28日に卒業生の追いコンを行いました!!
1年間お世話になった先輩方に笑顔で吉田グループを卒業してもらえたので、良かったと思います。


↑集合写真

就職された先輩方はこれから社会人として頑張ってください!!
吉田グループに残る先輩方はこれからもよろしくお願いします!!

今回はこの辺で
すぐに歓迎会の記事を書きます!!

2016年2月18日木曜日

化学環境学専攻慰労会!

皆さんこんにちは!
広報係の濱島です。

2月16日に化学環境学専攻の専攻慰労会がありました。
当研究室では2つの表彰を受けました!!

1つは平成27年度 化学環境学専攻 優秀修士論文賞
受賞したのは・・・石野さんです!!


 ↑石野さん、受賞記念の杯

修士論文題目:Seasonal variations of triple oxygen isotopic compositions of atmospheric sulfate and nitrate in coastal Antarctica
(南極沿岸部における大気中の硫酸・硝酸の三酸素同位体組成の季節変動解析)

とってもめでたいですね!
なお、今年度の修士論文を英語で執筆なさっていたのは、石野さんと同じく吉田・山田研のKさんだけだったそうです (注 英語での修論執筆は決して義務ではありませんよ)。

もう1つは・・・野球大会優勝です!!



↑吉田グループ歓喜の瞬間 (左からM2 Hさん、Tさん そして吉田専攻長)


吉田先生が吉田研の人に渡すというのに違和感を持ったのは私だけでしょうか(笑)
ともあれ、化学環境学専攻という名前は今年で最後なので、負けることがないチャンピオンになりました!

吉田先生もとっても嬉しそうでした。

修士2年の先輩方9名のうち、2名が博士進学、7名は今年度末で就職で吉田グループを離れます。寂しくなりますが、最後までよろしくお願いします!
実験室の片付けや引き継ぎちゃんとやりましょうね!!

それでは今回はこの辺で!!! 


PS: この記事は助教の服部さんに編集されてしまいました・・
服部さんが書いたと思われる箇所を探してみて下さい!!