2015年8月9日日曜日

第13回表示起源研究技術懇談会

 広報係の都合で少し遅れてしまいましたが、准教授の山田先生からいただいた記事を掲載いたします。


 6月30日火曜日、大岡山TTFにおいて表示起源研究技術懇談会主催の13回目の講演会が行
われました。この研究懇談会は食品の各種判別、法科学分野の異同識別、薬物・ドーピン
グなどに関する代謝物判断、文化財の産地推定など、「起源」をキーワードとした研究技
術の共有・普及を1つの目的として、様々な分野の方々が集まり活動を行っているわけで
すが、今回の講演会では、吉田先生が世話人と言うこともあって、物質の起源推定や動態
把握に有効なツールである安定同位体に着目し、「軽元素安定同位体の計測技術・利用技
術」をテーマとした講演会となりました。開催案内を始めてから、参加者登録数がなかな
か増えず、とても心配しておりましたが、4件の講演と5件のポスター発表、4件の企業展
示があり参加者は総勢60名強で、盛況な講演会になりました。

 特別講演では、日本大学石井敬基先生と創価大学金松知幸先生をお招きし、普段聞くこと
のできない医療現場、医学研究や脳代謝研究での安定同位体利用法のご講演をいただきま
した。医学領域のお話なので、敷居が高いのではと思っておりましたが、わかりやすくお
話しいただいたのとお二人の先生がとても気さくな先生で、とても楽しく学ぶことができ
ました。新しいアイデアもいくつかいただきました。参加者の皆様にも大変好評でした。
講演会終了後の懇親会では、お二人の講師の先生方はお忙しく最初の少しの時間だけのご
参加だったので、残念ながら十分にお話しすることは出来ませんでしたが、それでも多く
の方が遅くまでお付き合いくださいました。とくに大門さんが買い付けてくれたワインが
とても好評でした。懇親会後も元気な吉田先生は二次会へ行かれたとのことでした。
最後に、講師の先生方、ご参加くださった皆様、準備運営に携わっていただいた皆様に感
謝し、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。




TTFがあまりにも大きくて人がまばらに感じられますが、大変盛況でした。
 

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