2016年5月19日木曜日

第一回特別講義!(担当:木庭先生)

こんにちは!新M1の亀井です。
この度、自分含め新M1の4人が広報係に加わりました。
よろしくお願いします!

さて、今回は 5/10~12日に行われた集中講義(環境化学最前線入門第一)について
お話します。
担当講師として、京都大学生態学研究センターの木庭啓介教授にお越しいただきました!
木庭先生は、様々な生態系における窒素循環解析研究の第一人者であり、かつては、東工大に講師として在籍し、吉田・木庭研究室として本研究室とごいっしょに研究活動をなさっていたそうです (個人的には、高校の大先輩だとも知りとても驚きました。)。

講義は超ハードスケジュールで、2日目は5コマ連続という汗。なお、木庭先生にとってもハードスケジュールだったようで、お昼ごはんにお弁当2つも食べてらっしゃいました笑

講義内容は、物質循環を扱う上で、一般的な用語やトピック、(安定)同位体の話などの基礎的な内容に始まり、安定同位体比を用いた物質循環解析の基礎とケーススタディー、さらには、ご自身の最新の同位体比研究と非常に盛り沢山でした。

新人M1メンバーとしたは、学部時代の専門分野と異なるため、木庭先生の講義に関する基礎知識が乏しく、講義についていけるか不安な面もありましたが、限られた時間の中で、各スライドの内容を非常にわかりやすく説明していただき、終始楽しく受講できました。
なにより木庭先生の軽妙な語り口に引き込まれ、長時間の授業もあっという間と感じた学生も少なくなかったのではないでしょうか!(わたしもその1人)

個人的には、中国内蒙古の砂漠に生育する植物の養分水循環の話(特に、砂丘の上に生育する植物がはるか下にある地下水を吸収していたことを安定同位体比を用いた解析で明らかになった話には驚き!)や窒素同位体比が栄養段階の指標 となる話など、様々な安定同位体比の利用法が垣間見え面白いと感じつつ、木庭先生の実際の研究のお話しで、同位体比研究のハードな一面にも触れることができました。

                                                  ↑講義の様子(木庭先生)

また、授業コマ間の休憩時間にも関わらず、学生ひとりひとりの質問に丁寧にお答えしていた姿は非常に印象的でした。質問に関連した文献なども見せつつ説明してくださったので、とてもわかりやすかったです。

↑学生(吉田研M1 Fくん)が質問する様子

 最後に集合写真をパシャリ


 ん?あれ、なんか少ないような…(ザワザワ)

そうなんです! 完全に撮るタイミングを間違えました!最後の最後にやらかしました!
わたしのミスです。すみません…
(なんでちゃんと事前にアナウンスしなかったんだろあのときの自分…泣)


実際には、もっとたくさんの方(30名くらい?)が講義に出席してたんですよ?
参加していた学生の専門分野は様々(それでも応用化学系がほとんど?!)で、安定同位体ましてや環境化学の勉強がはじめて!な人も多かったように思います。

最後になりましたが、木庭先生、お忙しいところ貴重なお話しを誠にありがとうございました!
そして、参加された皆さまもおつかれさまでした。
写真に写りたかった方ごめんなさい…

次回の特別講義は、東京大学の高橋嘉夫先生をお招きして7月13、20、27日(全3回)を予定しています。そちらの様子もこのブログで報告するはずですのでお楽しみに!

最後までお読みいただきありがとうございました。
では、失礼します!